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東京シルク物語

東京に養蚕をしている農家があるのを知っていますか?
日本の絹の99%は外国の糸でできているのを知っていますか?
それより繭を蚕がつくるところ見たことありますか?
今年限りで国からの養蚕の助成金が無くなること、なんと9割も、知ってました?
なんとか東京のシルクを残していきたいと願っている人たちの物語です。
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霞ヶ浦の蚕糸技術研究所

4/10に茨城県の霞ヶ浦にある「蚕糸技術研究所」に多摩シルクで大変お世話になっている平尾先生ご夫妻とご一緒にうかがいました。広大な敷地にたくさんの建物があり、専門の研究者が常駐しています。現在日本で生産されている蚕糸の全てがここから生まれているのです。

先生は昨年秋、長年の研究成果に「貞明皇后蚕糸科学賞」を受勲され、その研究がこちらの施設で役に立っているとのこと。内容は絹の中性精錬についてなのですが、私には難しくて説明できません。ただ通常のアルカリ精錬にくらべ使用済みの精錬残液が中性のため再利用ができるとのこと。絹の特徴であるセリシンが大量に溶け出しているため、その利用領域は無限にあるかも。また糸の負担も少ないともことで、天然染料の発色もとてもよいとのこと。

この施設は、日本で唯一つ、蚕の種をほとんど全て保存しているところです。日本の風土に合って江戸時代(時にはもっと昔からの)から使われたものやその後高度な日本の技術力を駆使し品種改良してできた日本独自のものが保管冷蔵されています。

ここで驚いたのは、この卵(500〜600種?)を毎年交配させて新たに卵を作り直していることで、5月から10月頃まで職員の方はほとんど休みがないほど、忙しいとのことです。冷蔵した卵から生まれなかった蚕に優れた遺伝子が含まれている可能性があるためで、その可能性をなくしてしまう危険があるそうです。

実際に金庫室のような冷蔵室に入れていただき、蚕の卵を拝見。冷蔵室は2畳くらいの広さで孵化させるために温度別に3〜4室あるそうです。皇居の紅葉山ご養蚕所の卵や管理にも深くかかわりのある施設で、平成17年には天皇ご夫妻もご見学にこられています。

その後、霞ヶ浦に一昨年できた「予科練記念館」や自然あふれる「霞ヶ浦総合公園」をご案内いただきました。東京からだと首都高速と常磐道・圏央道を経由して1時間少しで行かれ、近くに高さ100Mの日本一?の牛久大仏と阿見アウトレットもあります。


http://www.town.ami.ibaraki.jp/yokaren/


外観
| 純国産シルク | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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